口腔外科専門医,指導医の資格認定について
先日,口腔外科指導医試験を受験しました.全身麻酔手術を執刀し,他施設の口腔外科の教授が試験官が評価するものです。やはり、相当に緊張するものでした(・・;).手術は無事終わりましたが,試験の結果は後日判明しますが,再試験などは受けたくないものです.
ちなみに、わたしが取得している口腔外科専門医資格とは
①学会会員6年以上,6年以上の認定施設での研修期間(初期臨床研修期間を除く,
②認定医取得後,口腔外科学会総会,地方会に参加し,いずれかで筆頭者として発表,
③学会参加 75単位以上,
④教育研修会,歯科臨床医リフレッシュセミナーにそれぞれに参加,
⑤ICLSあるいはACLSコースに参加,
⑥麻酔科や救命センターなどでの全身管理研修,
⑦執刀手術 100例,そのうち中難度以上の手術40例以上,
⑧入院症例の管理 50例以上 口腔外科症例の管理・診断 5例以上,
⑨口腔外科論文発表3編以上(ただし,日本口腔外科学会雑誌掲載論文必ず1編.3編のうち1編は,筆頭著者として,日本口腔外科学会雑誌,またはInternational Journal of Oral and Maxillofacial SurgeryもしくはJournal of Oral and Maxillofacial Surgery, Medicine, and Pathology(旧Asian Journal of Oral and Maxillofacial Surgeryであること),
⑩筆記試験(論述),口頭試問,手術実地試験
と相当に大変なものでした。
また,今回受験した口腔外科指導医資格は
①3年間で学会参加75単位以上,
②10年間で口腔外科に関する論文10編以上(筆頭著者として,3編以上の論文であること,また10編のうち3編は日本口腔外科学会雑誌,またはInternational Journal of Oral and Maxillofacial SurgeryもしくはJournal of Oral and Maxillofacial Surgery, Medicine, and Pathologyであること)
③教育研修会,歯科臨床医リフレッシュセミナーにそれぞれに参加,
④中難度以上の執刀手術60例以上,
⑤面接,小論文,手術実地試験
のようになっています.これらの高いハードルも専門医,指導医はペーパーだけの資格ではなく,真に学識と実力のある口腔外科医だけを認定するという学会の姿勢のあらわれでもあります.認定されたら終わりではなく,ますます努力しないといけないのです.