第32回日本口腔診断学会(東京)に参加いたしました|元町歯科診療所のコラム

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コラム

第32回日本口腔診断学会(東京)に参加いたしました

第32回日本口腔診断学会(東京)に参加いたしました

9/22〜23にかけて東京で開催された第12回日本航空検査学会,第30回日本臨床口腔病理学会,第29回日本口腔内科学会,第32回日本口腔診断学会合同学術大会に参加してまいりました.

九州は台風がすごかったようですが,東京は22日は小雨程度,23日は晴れでしたが,前日から一転して蒸し暑く,風もつよい日でした.

今回は発表なしで聴講のみでしたが,23日のシンポジウムの「口腔に症状があらわれる全身疾患へのアプローチ」は大変興味深い内容でした.特に口腔の症状が契機として全身疾患が診断されるようなケース(例えば,白血病や血友病など)に関して,「見えない(知らない)人には見えない(診断できない)」ということを基調講演の出光敏郎先生がお話しされており,常に勉強を怠らないように心がけてまいりたいとおもいました.その中でも自分が知らなかった疾患で「対称性脂肪腫症」という疾患がありましたので,紹介します.

対称性脂肪腫症:アルコール多飲の患者に多く見られる頸部や肩部を中心とした対称性のびまん性に生じる脂肪組織の沈着症.口腔内では舌で生じた報告が散見される.